スタジオジブリ宮崎駿監督と、「ぐりとぐら」の作家・中川李枝子さんの対談
愛の深さが生んだ、永遠のマスターピース
先日、スタジオジブリ宮崎駿監督と、「ぐりとぐら」の作家・中川李枝子さんの対談を取材させていただきました。
創作の秘密や、願いなど、貴重なお話を聴くことができました。
中川さんの「ぐりとぐら」は、シリーズ累計の発行部数が2000万部以上(!)。世界じゅうの子どもたちに愛されています。
宮崎監督は、現代を代表する表現者のお一人。「風立ちぬ」素晴らしかったですね。
宮崎監督は以前から「中川さんは別格のかた」と、中川さんの大ファンであることを公言されています。
「となりのトトロ」のテーマソング「さんぽ」の歌詞は、中川さんによるものです。
そんなお二人が、ニコニコしながら、ユーモラスに語りあう空気は、とてもあたたかく、私にとっては、至福の時間でした。
きっと、お二人とも、作品を作り上げるときは、きびしく、きびしく、自分に向き合うことをされてきたのだと思うのです。
けれども、お話からはひたすら、子どもたちへの愛情が感じられてきました。
中川さんの発言で印象に残った言葉。
「私、作家になるつもりはなかったんですよ。
日本一の保母さんになるつもりだったんです。
日本一の楽しい保育園を作ろうっていう思いでいたんです」
保母さんをされていた時、子どもたちがかわいくてたまらなかったのだそうです。
「目の前にいる子どもたちが、もうかわいくて、かわいくて、かわいくて」
その目の前にいる子どもを、ワーッと喜ばせたい一心で、
その気持ちが、「ぐりとぐら」などの傑作を生んだとのこと。
「ぐりとぐら」は、子どもたちとの共作なんだそうです。
とても刺激を受けました。
この対談は、ゆほびか次号にて掲載させていただく予定です。写真は作業中のゲラ刷り(*^^*)
心より感謝申し上げます!