「ほめる」ことは、 優しい気持ちを伝えること

目の前にいる「あなた」の脳と、
「わたし」の脳は、
響き合うようにできている、のだそうです。

シンプルな例では、
あなたがうきうき楽しんでいると、わたしも楽しくなる。
あなたが深く悲しんでいると、わたしももらい泣きしてしまう。

これは、ミラーニューロンという、脳細胞の働きなのだそうです。
ミラーニューロンは、共感細胞とも呼ばれています。
人間っておもしろいですね。

では、人をほめると、どうなるのでしょうか。

相手の脳にも、自分の脳にも、
あるホルモンが出てくる、
と医師はいいます。

その結果、
幸福感が高まり、
やる気がわき、
記憶力が高まり、
ストレスに強くなり、
免疫力が高まり…
というように、
人をほめると、
自分も相手も、
さまざまな効果が得られるのだそうです。

今月号では、実際に、
「ほめる」ことで、
小学校や、会社や、自分の人生に、
奇跡を起こしたかたたちの、
感動の実例と、
達人のほめテクをご紹介しています。
(この特集の入稿作業中に3回、
涙がにじみました)

ちなみに、私は赤ちゃんのころ、
「この子は丸々と太っているから、横綱になるよ」
とほめられていたそうです。

今はどちらかというと、やせているんですが。。。
もちろん横綱でもありません(笑)

そして実際は、小児ぜんそくで、
子供のころは、入院したりしていました。
運動も、得意ではなかったですね(^o^;)

けれど、大人になっても、
横綱になるよ」
という言葉を思い出すたびに、
親の気持ちや様子、
楽しい家族の光景が浮かんできて、
心が暖くなります。

ほめることは、奥のほうにある、
優しい気持ちを伝えあうこと、
なのかもしれません。

子供のころ、どんなことでほめられましたか?
最近は、どんなことでほめられましたか?
どんなことで、人をほめていますか?
自分のこと、ほめていますか?

ほめることのパワーは絶大です。
この特集を楽しくご活用いただけたら、
とってもうれしいです。