「食べない人たち」

「食べない人たち」〜誰でも「不食」の人になれる。「不食」を実践すると、心と体が劇的に元気になる。食べない人が増えると、世界が変わる

いま世界には約10万人、食べないで生きている「不食」の人がいるそうです。食べないで、どうやって生きているのか?
「プラーナ」つまり生命エネルギーによって生きているのだそうです。
「食べない人たち」(マキノ出版)は3人の「不食」の人が記した、新しい時代の扉を開く1冊。この本によれば、誰でも、食べないで生きられるようになる、というのです。
著者の一人、弁護士で医学博士の秋山佳胤さんは、ゆほびかでも取材させていただいたことがありますが、呼吸法を実践されています。秋山さんは、プラーナとは、宇宙に満ちている愛のエネルギーだと言います。

食べないメリットはたくさんあるそうです。
まず、食べることの心配から解放され、食べるための労働から解放される。つまり、自分のほんとうにやりたいことを中心にした生活にシフトできるわけです。
食事しなくなるので、時間がたっぷりできる。食べる時間はもとより、調理のための時間、買い物の時間、後片づけの時間。考えてみるとかなりの時間を、私たちは食べるために使っています。そのすべての時間が自由時間になります。
さらに、頭がスッキリと晴れ渡る。食べた後に眠くなることは誰もが経験があると思いますが、これがなくなるそうです。
体も元気になり、体力がアップする。食べているときよりも運動能力もアップする。年齢を逆進するように若返る人も多いそうです。
著者の森美智代さんは、不食の生活に入って、難病を克服されています。

私などは、食事が人生の喜びの一つですが、「不食」は食べない選択をしているだけなので、たまに食べることもあるそう。そして、食べた時は、このうえなくおいしく感じるのだそうです。

では食べないデメリットは?

最大のデメリットは「ヒマを持て余すことがある」ことなのだそうです(^^;
なんとなくわかるなぁ〜。

不食のコツは、ひとことで言えば「慣れ」だと、山田鷹夫さんは本書で語ります。
まずは1日1食を目指し、その後、時間をかければ、誰でも不食に到達できるとのこと。やってみたい!

不食の人が増えたら、世界は大きく変わっていくかもしれません。本書を読みながら、なにか大いなる予感を感じることができました。