人は生きているだけで 他者に貢献している

昨日、ゆほびか最新4月号の「人生の意味がわかるアドラー心理学」〜岸見一郎&本田健スペシャル対談の内容をご紹介したところ、大好評をお寄せいただきました。ありがとうございます(*^^*)

ちょうど本日は、NHK『100分de名著』で、「アドラー心理学」の放送があったようです。

それでは早速本日も、ゆほびか最新号の記事から、一部をご紹介いたしましょう。


みんなに役立つアドラー心理学、その2
「幸せになるには、勇気が必要。では、どうすれば勇気が湧く?」

人は生きているだけで
他者に貢献している

本田 アドラー心理学で僕が一番好きなのは、“勇気の心理学”だというところです。
自分を信じて進めば、周りの評価は気にならなくなりますね。
でも、勇気が足りない人は、どうしたらいいでしょう?

岸見 僕のカウンセリングを受けに来る皆さんも、勇気がほしいというかたです。
そういうかたには、自分に価値があると思い出していただきます。
自分に価値があると思えるのは、人の役に立っている、貢献していると感じられるとき。
貢献感を得て、自分に自信が持てれば、人との関係の中に入っていく勇気も生まれます。
「あらゆる悩みも、生きる喜びも、対人関係の中でしか得ることはできない」とアドラーは言います。
ですから悩みがあっても、なんとか人との関係の中に入っていってほしいですね。

本田 とはいえ、自分が誰かの役に立っているとは、どうしても思えない人もいると思います。
そんな人はどうしたらいいのでしょうか?

岸見 貢献は行為によってのみ生まれるわけではありません。
あるがままの自分がそこに存在している。
それだけでも、他者に喜びや感謝を与え、貢献しているのです。

本田 わかりやすく説明していただけますか?

岸見 例えば病気になった場合。
「なにもできないばかりか、人に迷惑ばかりかけている。
こんな自分はなんの価値もない、生きていても仕方がないんじゃないか」と落ち込みます。
僕自身、大病をしたときには、そう思って絶望的になりました。
 でも、あるとき気づいたんです。
僕が病気だと知って駆けつけてくれた家族や知人は、僕の存在を確認し、無事を知れば安心し、喜んでくれる。
そう気づいたとき、ああ、僕はここに生きているだけで人の役立っているのだと、自分に価値が見い出せたのです。
ゆほびか4月号より抜粋)

取材時にこの言葉を聞いたとき、どれだけホッとしたことでしょうか。

柔和な表情の岸見さんの向こう側にある、アドラーのやさしいまなざしを感じるようでした。



明日は桃の節句です。すてきな一日をお迎えくださいね。

感謝をこめて

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